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防寒と同じくらい重要なのが、冬ならではのライディングのポイントだ。安全で快適に冬のバイクライフを楽しもう! POINT 1 いきなり滑る路面凍結に注意
冬のライダーにとって一番怖いのは、凍結した路面だ。特に、山間部の日陰やトンネルの出入り口、さらに橋の上などで路面凍結が起こりやすくなる。
POINT 2 『急』の付く運転を極力避ける
気温が低い季節は、タイヤ、サスペンションを始め、オイルやベアリングなど、バイクの各部が冷えている。そんな状態での走行は、機関に大きな負担を掛け、愛車の寿命を縮めることにもつながる。体を馴染ませるためにも、走り出しは、ゆっくりとしたライディングを心がけたいものだ。 POINT 3 体が冷えきる前に休憩を取ること
寒い中、バイクで走っていると、ついつい目的地に早く付くことばかりを考えて、休憩をなかなか取らなかったり、体がかなり冷えてしまってから休憩を取る、なんてことが多々ある。けれど一度体が芯まで冷えてしまうと、ちょっとの休憩では、なかなか温まりにくくなる。 POINT 4 バイクで北極点と南極点を走破! 想像を絶する極寒の世界とは?
私が最初に北極点へバイクで到達したのは1987年ことです。当時は専用のウエアなど無く、登山用のウエアを持って行きました。マイナス50〜60℃という気温は、大気中のビニール袋が粉々になってしまう世界。バイクは、寒さのあまりシートが石のようにガチガチに凍り、サスペンションは1ミリも沈まない。さらに、エンジンは前側と後側とで温度が大きく変わるため、シリンダーやピストンが歪んでしまうなど、常識が通用しません。そこで、1987年は、スノーモビルの技術を使ってバイクを改良、目標を達成することができたのです。 冒険家 風間深志 1950年山梨県生まれ。オートバイによる史上初の北極点、南極点到達記録を持つ。パリダカールラリーへの日本人初参戦など、冒険家でありながら日本のオートバイラリーの先駆者でもある。 |
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