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![]() ヤマハ伝統のTZ直系マシンヤマハは70年代当時から市販レーサーTZシリーズの直系モデルと呼べる市販車を世に送り出してきた。もちろん名車RZもその一つであり、85年に登場したTZRもそういった経緯で登場したモデルだ。当初は並列2気筒(パラレルツイン)を搭載していたTZRも、途中で後方排気と呼ばれるモデルが登場する。これは一般的な車両とは違って、シリンダー前方にキャブが付き、チャンバーがシリンダー後方から伸びるという特殊なレイアウトでまさにレーサーが搭載していた方式だった。その後エンジンはV型2気筒へと進化し最終型まで踏襲された。 RZR時代から続く排気デバイスを搭載!
TZRにはYPVSと呼ばれる排気デバイスをエンジンに搭載しており、高回転域だけではなく、中速域での扱いやすさも狙ったエンジン作りを行っていた。もちろんこの技術は、レーサーYZRにも採用されていた機構であり、それと同じものが市販車に搭載されていたことは、多くのライダーにとって喜ばしいことだった。 歴代TZR相場表 ※相場価格はすべてGooBike編集部調べ |
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