■メーカー・ブランドの歴史
デルビは1922年にスペインで設立され、本社をバルセロナに置くブランドです。主にオートバイやスクーターなどを開発していて、1944年に自転車製造の会社を設立したことがきっかけとなりオートバイブランドへと変化を遂げました。設立当初、販売の軸となったマシンはオートバイというよりもモペッド（エンジンが付いたペダル付きのバイク）に近いものでした。しかし、初代バイクである48ccエンジンのSRSで売り上げが出たことで、本格的なバイクメーカーへと変化を遂げていきます。
1962年、ロードレース世界選手権への出場を果たしてから、1969年には50ccクラスで優勝を上げるなどの功績をあげています。1972年には80cc、125ccクラスのレースを同時優勝させるという結果を世界に周知させました。何年にもわたり優勝をおさめてきたデルビでしたが、創業者がこの世を去り、2001年にはピアッジオグループの傘下に加わっています。
■代表的な排気量とマシン・モデル
デルビの代表的な排気量（マシン・モデル）は、50cc（GPR50 レーシング）、125cc（GPR125 レーシング、ムラセンカフェ125）、250cc（GP1 250、ランブラ250i）です。
■メーカーの特徴
デルビはロードレースで勝ち抜くためのバイク製造が盛んで、競技用マシンのラインナップが豊富です。
また、オートバイだけでなく、バギー、クアッドバイクと呼ばれるATV（全地形対応車）なども開発しています。
