
冬に咲く桜を見に
群馬県藤岡市鬼石の桜山公園で毎年12月1日に開催されている『桜山まつり』に行ってきました。
ここを訪れた最初は1981年の今ころ。
初めて買ったカワサキのZ400FXで定峰峠を越えてここまでやってきたのでした。
定峰峠では大学生風のサイクリストの方々が牡蠣の土手鍋を作っていましたね。
あの方々はお元気なんでしょうか?いまや60代半ばだと思いますが。
当時は群馬県多野郡鬼石村だったと思いますが、村の青年会の方々が
昭和48年に山火事で全焼してしまった冬桜を再び蘇らせるべく、
総出で冬桜の苗を急峻な斜面に植えているところでした。そこにたまたま通りかかったというわけ。
お話を聞いてみると『え~話やな!』と感激してうらやましく思ったのですが、
青年会の方が『せっかくだから一緒に苗を植えてくださいよ!』ということで
冬桜の苗を1本分けてくださいまして自らの手で植えたのでした。今から34年前の今ころの話です。
どこに植えたのかもうわからないのですが、確か通りの駐車場から割とすぐの南西向きの斜面だったと記憶しているのです。
桜山公園の第2駐車場あたりかな?と思います。
今でも自分が植えた桜、花を咲かせてくれているかな?
その次に訪れたのは、友人を誘ってくるまで行ったのですが、1998年頃でしょうか?
今と違って村人総出でお出迎えしてくださり、駐車場に向かう沿道に地元のおばちゃんたちの
こんにゃくや鍋の出店が出ていて賑やかでした。
その次が今回。前回からもう17年も経っているんですね。
17年前に比べて沿道での出店もなく、なんだかひっそりとした感じでした。
前回訪れた時の出店のおばちゃんたちも鬼籍に入られている可能性も高く、
少子化と過疎化が進んでいる町では仕方のないこととはいえ、こうやって地方からどんどんと
人口が減少しているのは寂しいですね。
12月1日は曜日にかかわらず、毎年、湯原昌幸歌謡ショーが開催されています。
これを見るのは今回が2回目。
『雨のバラード』(夜明けの刑事ED曲だったはず)、その他の持ち歌の他に
グループサウンズの曲などを披露していました。
今の若い方には『湯原昌幸』って誰?なんでしょうけど、昭和40年台から50年代にかけて活躍していましたね。
『せんみつ湯原』と言えばラジオやテレビの時代の寵児でしたからね。
せんだみつお氏や湯原昌幸氏のおかげで世にでることができた歌手がどれだけいるのかと思うと、感慨深いものがありますよ。
陽水なんて前座だったんですもの。
そんなわけで、風もなく日差しが眩しい、お祭り日和の天気に恵まれたツーリングになりました。
平均して17年おきに訪れていますけど、17年後にはどんなになっているのでしょうか?