
しいのいいの
超暗黒ブラックな会社への
通勤の足を確保したらバイクでした。
それがバイクとの出会い。
労働基準監督署のおかげで、
仕事が暇になってツーリングにはまり、
ツーリング情報を探していてBikeBrosに行きつきました。2015年のこと。
基本、ソロ。に見えるかもしれませんが、
思い付きで出かけてるだけです。
一声頂ければ、迎撃・合流・お見送りなど
マスツーも大歓迎な感じです。
バイクを弄る素養と度胸はありませんが、
乗る乗らないにかかわらず、バイクを愛する人が
増えたらいいなあと思っています。
好きなものは、天然の水、澄み渡る空気、コーヒー。
お金と時間をかけるものは、バイクとカメラ。

登山口のない山
シルバーウィークに突入。山にでも行くべ。
前日早くに雨は上がったものの、山はまだ足元悪いじゃろう。
楽そうな山にしとこ。
で始まる、約一か月前にアップしたツーレポ、道中が案外楽しかったもので、
目的地であった「久須夜ヶ岳」までレポートしきれませんでした。
今回はそこんとこフォローしたいと思います。
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若狭湾に浮かぶ久須夜ヶ岳、頂上(ざっと海抜610m)までバイクで行けちゃいます。
なのでこの山に登るためには、「下山から始まる」という珍しい特徴がございます。
下山した先には上の写真「蘇洞門」と呼ばれる海に沈む断崖絶壁があり、観光遊覧船の目玉になっています。
2015年9月19日は快晴も快晴、水平線と空がこの上ないコントラストを見せていました。
普段ならこの遊覧船で行くところに、歩いて行けちゃう、その入り口が久須夜ヶ岳。
こう書いてしまうと、久須夜ヶ岳はただの通過点のように見えますが、
リアルにアドベンチャーワールドでした。
久須夜ヶ岳の山道、かろうじて人の 足は入っているけど、手は入ってない。
普通、階段とか目印とか道しるべとか案内板とか人の手が入ってるもんです。
そういうものが皆無に近い。地図と人の踏み跡だけが頼りです。
踏み跡を見失ったら・・と考えるだけでも、充分スリルとサスペンスですが、
海から直接吹き上げる潮風に轟轟と山が唸ります。
突然背中から得体のしれない哺乳類的な雄叫びが聞こえてきます。
おかげで、最初の下りは想定の3倍時間がかかりました。
標準時間は、下り(蘇洞門まで)1時間20分、登り(帰り)2時間のところ
実際は、下り2時間、登り1時間20分。標準の逆。(登りはもう慣れてました。)
んでもって、蘇洞門滞在の1時間を入れて、4時間余りの間、
すれ違った人は皆無。
遭遇した野生のシカは4頭。つ、角でけえよ。
人間との間に走る緊張感、奈良の神様の使いのシカとは別格。
久須夜ヶ岳、面白いですが、
トライされるときはそれなりの準備を。
悪天候、冬は避けましょう。
以下、写真でレポートです。