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【初心者の整備】クーラント交換とエア抜きの方法

バイクのエンジンを冷却するクーラントは、定期的な交換が必要だということをご存知でしょうか?クーラントは手を加える機会があまりない部分なので、交換を忘れてしまいがちかもしれません。しかし、交換を怠るとエンジントラブルを引き起こす可能性があるので、注意が必要です。本記事では、クーラントの交換目安や交換方法、クーラントのエア抜きの方法をご紹介します。

クーラントとは?交換目安はどのくらい?

そもそもクーラントとは、水冷エンジンに使われている冷却水のことです。エンジンは動くと大量の熱を発するため、そのままにしておくと焼き付いて破損してしまいます。そこで、クーラントを使用することでエンジンを冷やし、安全な走行とエンジンの状態維持をはかるのです。

氷点下でも凍らず、錆や水垢の発生を抑える特徴を持っており、一般的に交換目安は約2年といわれています。しかし、2年を過ぎてもクーラントの冷却効果はある程度持続するため、交換を忘れられてしまいがちです。冷却効果が持続しても水分が蒸発してしまい、そもそもの量が減ってしまうので必ず継ぎ足しや交換を行いましょう。

クーラントの交換方法

クーラントの交換方法

クーラントの交換方法を注意点と共に以下で解説します。なお、やけどする恐れがあるので必ずエンジンが冷えた状態で行ってください。

リザーバータンク内のクーラントを排出・交換

サイドカバー内に格納されていることの多いリザーバータンクは、クーラントの補助タンクです。取り外しが可能なので、取り外して中のクーラントを排出、洗浄しておきましょう。

クーラントの排出

ラジエーターのキャップを外してドレンボルトを緩め、クーラントを排出します。ドレンボルトの位置は車種によって異なるので、事前にチェックしておきましょう。

すすぎ

ドレンボルトを緩めた状態のまま、ラジエーターのキャップ部分から水道水を注入します。

うがい

ドレンボルトを締め、ラジエーターのキャップ部分から水道水をいっぱいまで入れましょう。その状態のままエンジンを10分ほどかけて洗浄、ドレンボルトを緩めて水道水を排出します。

クーラントの注入

ラジエーターのキャップ部分から、新しいクーラントを注入します。リザーバータンクにも補充するのを忘れないようにしましょう。

クーラントのエア抜きの方法

上の項で説明したクーラントの交換で、チェック窓のアッパーラインまでクーラントを注入したとしても、まだエアが入っている状態です。そこでエアを抜くために、クーラント交換後はエンジンを短時間かけましょう。この際、ラジエーターのキャップは外しておくのがポイントです。エンジンをかけることでクーラントが循環し、液面が下がったら、アッパーラインまでの不足分を追加で注入してください。

数回クーラントの追加注入とエンジンの始動を繰り返すと液面が下がらなくなるので、それでエア抜きは完了です。

まとめ

交換を忘れてしまいがちなクーラントですが、エンジンの劣化やラジエーターコアのつまりの原因となるので定期的な交換は必ずしておきましょう。今回ご紹介した方法で簡単にクーラントの交換ができるので、是非自分でやってみてください。

本記事は、2019年5月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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