バイクの買い替えに適している時期はいつ?売却方法や手続きも確認しよう

バイクの買い替えに適している時期はいつ?売却方法や手続きも確認しよう

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「大型のバイクに乗ってみたい」、「ニューモデルに乗り替えたい」など、さまざまな理由でバイクの買い替えを考えている方もいるでしょう。しかし、実際に買い替えを検討しようとすると、手続きが面倒で何から手を付ければ良いのかわからない、ということも多いのではないでしょうか。

バイクの売却には適している時期があります。また、売却方法によって手続きが異なるため、全体の流れを把握しておくことが大切です。

この記事では、バイクの買い替えにおすすめの時期やお得に買い替えるポイント、売却方法や手続きについて解説します。スムーズに次のバイクに買い替えて、新しいバイク生活をより一層楽しんでください。

バイクを買い替えるきっかけとは?

バイクに乗る目的や乗り方が人それぞれであるように、バイクを買い替えるきっかけもさまざまです。ニューモデルが発売されたことや、別のタイプのバイクに乗りたくなったことなどがきっかけになるかもしれません。

バイクの走行距離やメンテナンスの頻度、車検のタイミングなどを考慮して買い替えを検討している人もいるでしょう。

何がきっかけであれ、バイクはなるべくお得に買い替えたいものです。まずは、バイクを買い替えるならどの時期がねらい目なのかを見ていきましょう。

【状況別】バイクの買い替えに適している時期

【状況別】バイクの買い替えに適している時期

中古バイクの価格は、バイク市場の需給状況によって変動します。バイクの需要が多い時期には価格が高くなり、少ない時期には安くなる傾向があります。最終的な販売価格は需給状況だけで決まるものではありませんが、基本的な価格変動の傾向は理解しておくとよいでしょう。

売却に適した時期

バイクの需要は4月に一気に増え、10月頃まで高い傾向が続きます。暖かくなり、バイクに乗って風を感じたくなる人が増えるのでしょう。

この時期はバイクがよく売れるので、バイクショップも在庫数を維持して売上を伸ばそうとします。そのため、バイクの買い取りにも積極的で、高い価格で買い取ってくれることも多くなります。

バイクの売却には、特に需要が多い4~5月頃がねらい目といえるでしょう。

購入に適した時期

一方で、冬場はバイクの需要が少なくなります。この時期はバイクショップの在庫も徐々に少なくなり、バイクの販売価格も下がっていく傾向にあります。

その後2~3月になると、バイクショップは4月以降の需要を見越して在庫数を増やしていきます。そのため、バイクの購入は在庫数が比較的多く、まだ販売価格が高くなる前の2~3月がねらい目といえるでしょう。

短期間での買い替えに適した時期

バイクの売却には4~5月、購入には2~3月がねらい目だと説明しました。しかし、買い替えを考えると、これでは売却してから購入するまでの期間が長くなってしまいます。

短い期間で買い替えたい場合は、バイクショップが在庫を増やす2~3月がねらい目でしょう。売却するバイクが4月以降に売れる見込みがあると判断されれば高値で買い取ってもらえる可能性があり、また、この時期は購入にも適しているためです。

バイクをお得に買い替えるポイント5つ

新しいバイクに買い替えるときは、今のバイクをできるだけ高く買ってもらいたいでしょう。ここでは、売却時の査定価格を上げるポイントについて説明します。

ポイント1:バイクを大切に扱う

バイクの査定は、バイクの状態に左右されます。傷が付いていたり、エンジンの調子が悪かったりすると査定価格は下がってしまいます。

日頃からバイクを大切に扱うとともに、手入れをしっかりと行ない、外観をきれいに保つようにしてください。また、定期的なメンテナンスも必要です。そうすることで、気持ち良く乗れるだけでなく、査定価格も高くなると期待できます。

ポイント2:あらかじめ見積もりを取得し、しっかり検討する

バイクを売却する際は、あらかじめ買取店から見積もりを取得して検討しましょう。自分のバイクの市場価値を把握できるとともに、より高額で買い取ってもらえる可能性も出てきます。

また、Web上でおおよその査定金額を検索できるサービスもあるので、利用してみるのもよいでしょう。

ポイント3:売却の時期を検討する

前述のとおり、市場の需給状況を考えればバイクの売却には4~5月が適しています。しかし、それ以外にも売却したいタイミングはあるでしょう。例えばニューモデルの発売前や、車検前などは多くの人が売却を考えるタイミングです。

また、バイクの価値は経年とともに下がる傾向があります。迷っているのであれば、最適な時期を待つよりも早めに売却するほうが良いともいえます。バイクを売却する時期は、自分に最適なタイミングを見極めて判断しましょう。

ポイント4:売却方法を検討する

バイクを買い替える際の売却方法には、以下の4つがあります。

  • 買取
  • 下取り
  • 個人売買
  • ネットオークション

面倒な手続きを代行してもらえる上の2つが一般的ですが、少しでも高く売るためにネットオークションを選ぶ人もいるでしょう。

詳しくは後述しますが、売却方法を決める際にはそれぞれのメリット・デメリットについても十分に検討することをおすすめします。

ポイント5:純正部品を保管しておく

バイクの査定価格は、カスタマイズされていて純正部品がそろっていると高くなる傾向があります。一方で、純正部品がそろっていないと査定価格は下がってしまいます。バイクをカスタマイズして楽しむときは、純正部品をきちんと保管しておき、売却時には併せて査定してもらうようにしましょう。

バイクを買い替えるにあたって理解しておくべきこと

バイクを買い替えるときには、さまざまな手続きが必要です。具体的な手続きの内容は、売却する方法やバイクの排気量・車種などの要素によって変わります。

バイクの買い替えでは、以下の3つについて把握しておくことが重要です。これにより、手続きの流れを理解し、買い替えをスムーズに進められるようになるでしょう。

  • 売却
  • 廃車
  • 保険(自賠責保険・任意保険)

それぞれの手続きについて、このあと詳しく説明します。

バイクを買い替える際に考えられる売却方法

バイクの売却方法は、大きく2つに分かれます。業者に買い取ってもらう方法と、個人で売り出す方法です。

買取・下取り

バイクを業者に買い取ってもらうには、「買取」と「下取り」の2つの方法があります。

買取とは、新しいバイクの購入を前提とせずに買い取ってもらうことです。買い替えにあたり、まずは売却だけを行ないたいという場合にも利用できます。買取を行なっているのは、買取専門店や買い取りに積極的な販売店などです。買取専門店は買い取りに特化しており、複数の販売先があるため高値で買い取ってくれる傾向があります。

下取りとは、新しいバイクの購入を前提として、同じ業者に今のバイクを買い取ってもらうことです。バイクの購入にともなう手続きのため、売却代金は購入価格から差し引かれます。買取と比べると、売却の際の金額は低くなる傾向があります。

買取・下取りともに、廃車や自賠責保険の名義変更などの手続きは業者が代行してくれることが多いでしょう。その分、個人売買・ネットオークションよりも利用しやすい売却方法です。

個人売買・ネットオークション

バイクを個人で売り出す方法としては、知人などに直接売却する個人売買と、競売にかけるネットオークションがあります。

個人売買なら、愛着のあるバイクを知っている人に乗り継いでもらうことも可能です。ただし、売却にともなう手続きは自分で行なわなければなりません。書類上のトラブルが起こることもあるので、どの手続きを自分と相手のどちらが行なうか、きちんと認識を合わせておく必要があるでしょう。

一方、ネットオークションは、できるだけ高値で売却したいときなどに利用されます。出品の手間がかかるうえ、廃車や自賠責保険に関する手続きも自分で行なわなければなりません。出品は代行してくれる業者もありますが、手続きまでは代わってくれないケースがほとんどです。

バイクの買い替えで行なう廃車手続き

廃車とは、ナンバープレートを返却して、法律上公道を走行できない状態にすることです。乗り替えの際に今のバイクを買取店などに売却するときは、自分で廃車の手続きをせずに代行してもらうことが多いでしょう。

廃車を自分で行なう必要があるときは、市区町村や運輸局の窓口で手続きをします。バイクの排気量によって、次のように手続きする場所や必要な書類が異なります。

【原付】125cc以下

  • 場所:管轄する市区町村の役所
  • 必要書類:軽自動車税(種別割)廃車申告書兼標識返納書/ナンバープレート/標識交付証明書/運転免許証・健康保険証など

【軽二輪】126~250cc

  • 場所:管轄する運輸支局等
  • 必要書類:軽自動車届出済証返納証明書交付申請書/軽自動車届出済証/ナンバープレート

【小型二輪】251cc以上

  • 場所:管轄する運輸支局等
  • 必要書類:自動車検査証返納証明書交付申請書/手数料納付書/自動車検査証/ナンバープレート

詳しくは、市区町村や運輸局のWebサイトなどで確認してください。

バイク買い替え時の保険に関する手続き

バイクの保険には、必ず加入しなければならない自賠責保険と、必要に応じて契約できる任意保険の2種類があります。各種手続きは、基本的に保険会社の窓口で行ないます。

自賠責保険

自賠責保険は、車両ごとに加入するものです。そのため、買い替えをするときは、新しいバイクの自賠責保険に新規に加入するのが一般的です。現在のバイクの自賠責保険については、次のオーナーに「名義変更」します。

一方、買い替えるバイクの排気量や地域が同じなどの条件を満たしていれば、現在のバイクの自賠責保険を新しいバイクに引き継ぐことも可能です。これは、「車両入替」と呼ばれる手続きです。この場合は、現在のバイクは廃車にしなければなりません。

「名義変更」や「車両入替」の手続きは、基本的には保険会社の窓口で行ないます。わからないことがあったときは、保険会社に相談してみるとよいでしょう。

任意保険

任意保険は、必要に応じて契約するものです。同一車種に買い替えをするときは、現在の保険を解約せずに、対象とするバイクを入れ替える手続きが可能です。この場合は、保険の等級も引き継ぐことができます。

同一車種以外に買い替える場合は、新しいバイクの保険を新規に契約します。このとき、現在のバイクの保険を解約するのを忘れないようにしましょう。

補償内容の見直し

バイクの買い替えは、任意保険の補償内容を見直すのに良い機会です。保険契約をした時点から状況が変わって、新たに必要な項目や不要となった項目があるかもしれません。場合によっては保険料が安くなることもあるので、検討してみるとよいでしょう。

まとめ

バイクの買い替えには2~3月が適しています。お得に買い替えるには、普段からバイクを大切に扱うことはもちろん、複数の見積もりを比較してみるのもおすすめです。

また、買い替えの際には、いくつかの手続きが必要です。すべてを自分で行なうのは大変だという人は、買取店に相談してみるとよいでしょう。

納得できる買い替えをして、バイクライフを楽しんでください。

本記事は、2023年9月19日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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