バイク試乗レポート:HP2 エンデューロ
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試乗レポート BMW HP2 エンデューロ
BMW HP2 エンデューロ
フラットツインを搭載した
劇的オフロードバイク誕生
クロスカントリー
フラットツイン!
初めてHP2を見たとき、タンクに付いたエンブレムを見せられても、最初はBMWが造ったモデルだなんて信じられなかった。確かに、04年を境に一気に30kgの軽量化を果たしたGSを出したり、4気筒エンジンだって縦置きに拘ってきたKモデルに、前傾シリンダーの横置きクランクを採用したモデルを送り込み、日本のスポーツモデルを射程距離に納めたり。過去のBMWからすると、エキセントリックなまでの変革を行っているように見える。
かつて、バイクに100馬力もあれば十分と豪語し、4メーカーがパワー競争に明け暮れるなか、ABSやFIを軸にしたエンジンマネージメント、そしてキャタライザーの装備で、安全性、環境性能を磨き、商品性を高めてきたメーカーである。
そのメーカーがナニに目覚めたのか、最近はスゴイ。しかもシリアスなオフロードバイクを造ったと聞いても、ピンとこなかったのが正直なところなのだ。
ハイパフォーマンス2シリンダーを意味するこのHP2は、ピュアなオフロードマシンを造りたい、という思いから始まったという。だから、GSのスポーツバージョンというバリエーションモデルではなく、あくまでも独立したひとつのモデルなのである。でも、こんなでかいオフロードバイク、本気で走って楽しめるのだろうか?
それはきっとだれでも描く疑問だろう。しかし、その答えの8割はこのページにある写真を見ていただければ想像できるはずだ。そう、イケてたのである。
ワオーと叫ぶ!
オフ車ワールドな走り
シート高は920mm、ホイールベース1610mm、さらに巨大な2本のシリンダーが真横に突き出すHP2は本当にでかいバイクに見える。それはサイズからくる物理的なものではなく、どこか、ワークスマシンを目の前にしたときに感じる、近寄りがたいオーラにも似ている。
しかし、走り出すと、燃料満タンで200kgを切る車重にたいし、1200のトルクもあって、軽い動き出しを見せる。
スプリングもダンピングもすべて空気で対応するエアサスユニットをリヤに持つHP2。アスファルトでも不自然なところはない。むしろ、ビギニングの動きがとても素直で、ピタリと吸い付くような印象を与えてくる。攻めていくとややリヤの粘りを感じるが、これはダンピングやリヤサスのエア圧(でプリロードを変更できる)の変更でガラリと変わるはずだ。
さてオフロードである。まず、リヤのトラクションがこのエアサスによってだいぶ助けられている。少々リヤグリップが勝っていて、フロントがプッシングアンダーを出す場面があった。それでも一気にフロントが破綻しないのは、エンジン重量を軸としたフロント荷重をていねいに受け止めるフロントフォーク設定の良さなのだろう。結果的に曲がるには積極的にリヤをスライドさせてというような乗り方になり、そのタイミングを計ることに集中することになった。
車重があるので、初速を殺さなければ、その走破性はたいしたもので、泥濘地さえなければ、このバイクはオフロードでかなりの走りを披露してくれるはずだ。国内導入は秋ごろ、とのアナウンスだが、受注生産方式を採るHP2は、日本のオフロードファンにも興味をもって浸透するだろう。ウデと体格に覚えがあるなら、このバイクは最高のおもちゃである。
写真=BMW JAPAN 文=松井 勉
φ45のインナーチューブを持つフロントフォークは270mmのストロークが与えられている。前後ともチューブレスタイヤを装備。
カウンターバランスシャフトを省き、その部分だけでも2kgの軽量化を図った。FI、触媒を装備するHP2専用のエンジン。
樹脂素材の色そのもののカバーがタンク両側を覆う。マークの部分から半透明樹脂製の燃料タンクが見える。残量も一目瞭然。
速度計とデジタル多機能メーターが備わるメーター。GS同様、ハーネスは簡略化されている。エンジン稼働時間も表示する。
シフトペダルは折りたたみ式を採用。オフロードライディングでのトラブルを未然に防ぐ競技指向バイクならではの装備だ。
ブレーキは踏面の高さを工具なしで調整可能。OPで転倒時に変形と石、枝などの挟み込み防止のワイヤーも用意される。
シャーシのレイアウトは01年までダカールを走らせたR900Rのそれをベースに開発。GS比でスイングアームは30mmほど長い。
パニアケースの設定をしないため全長を短くかつ太くしたサイレンサー。ワイルドなルックスだが音はジェントルなものだった。
●全体をブーツで覆うことでシリンダー、ピストン間のシールも省き作動性を上げたリヤユニット。ホイールトラベルは250mmを確保。
全長×全幅×全高
2350×880×828(mm)
シート高
920mm
ホイールベース
1610mm
乾燥重量
196.5kg
エンジン
空油冷4サイクル4バルブ水平対向2気筒
ボア×ストローク
101×73(mm)
総排気量
1170cc
最高出力
105ps/7000rpm
最大トルク
115Nm/5500rpm
燃料タンク容量
13L
燃料供給
電子制御燃料噴射
ミッション
常時噛合式6段リターン
ブレーキF
油圧式シングルディスク
ブレーキR
油圧式ディスク
タイヤサイズF
90/90-21
タイヤサイズR
140/80-17
メーカー希望小売価格
2005年秋発売予定
「HP2は少人数制で開発しました」
彼自身もオフのエンスージアストである。このバイクを軽々と扱う姿を試乗日に目撃した。楽しそうに走っていたのが印象的。。
HP2にまたがるマーカス・テオヴァルト氏は、このモデルの開発責任者である。「このバイクの開発を始めたのは3年前です。80年にGSがデビューする前、BMWは79年にヨーロッパエンデューロチャンピオンシップに参加していました。あのようなピュアオフロードボクサーを造りたかったんです。それを具現化するために、開発は8名という少数で行いました。最初のコンセプトをそのまま具現化させやすいですから」
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