バイク試乗レポート:RN-01
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試乗レポート ホンダ RN-01

 ホンダ RN-01

ベールを脱いだ秘密のメカ!ワークスモデル緊急試乗!
魔法の箱で進化するホンダのDHレーサー
HONDA RN-01  標高1780mのスタート地点から標高差730mを、7.2kmのダウンヒルコースで下る。単純に考えても平均斜度は10%以上。しかも、コースの多くはシングルトラックと呼ばれる細い道だ。ここは、MTBのダウンヒルライダーにはおなじみ、長野県の富士見パノラマ。ボクが下ろうとしているコースは、それでもいちばん初心者向けのものだ。
 昨年、生まれて初めてダウンヒルバイク(自転車)でここを駆け下り1年。ホンダは再び、ボクたちの手にワークスマシン、RN-01をゆだね、2年目の進化版をお楽しみあれ、という試乗会を催したのである。
 今年のモデルの特徴は、フレーム形状を変更し、ダブルクレードルタイプとし剛性をアップ。また、フロントギヤホイール、リヤギヤホイールの軸間を短縮し、車体中央にまとめたRN-01独自の駆動システムもさらにコンパクト化された。こがなくても車輪が回っていれば(つまり自転車が動いていれば)変速可能、というシステムもそのままだ。
 走り始めてすぐに気がついたのが、昨年型と比較して明らにハンドルに感じるキックバックが強いことだ。バイク界で味わう最高級のサスの感触からすると、フレームがもろに動く感触は気になったが、プロの選手には自転車らしくなった、と好評だという。また、昨年気になったチェーンの干渉音もすっかり影を潜めている。
 ボクが乗ったのは出川直樹選手の練習用マシンということもあって、サスの設定はハードだが、ジャンプの踏みきりやコーナリングでのフロントホイールの追従性と回頭性の高さからもたらされる一体感の高さはさすが。
 開発スタッフに質問すると、それこそ今年のモデルのねらいなのだという。市販を目指してさらに開発は進むとのことだが、こんなすてきな乗り物が出てきたら、ボクなどまたもや眠れぬ夜を迎えることは間違いない!
写真=松川 忍  文=松井 勉
通常リヤハブに付けられているギヤホイールをフロントのギヤボックス内にレイアウトすることで、リヤまわりから2kg弱もの重量を取り除いた チームGクロスホンダは国内シリーズをカヤバ製のサスペンションで戦った。アメリカやワールドカップではショーワ製もトライしている
スイングアームを挟み込むようなフレーム形状はモーターサイクル的。今年のモデルはクランク軸をやや後ろに下げ、ポジションも変更された
今回の試乗で先導をお願いしたのが内嶋亮選手。RN-01でJCF MTBジャパンシリーズ・ダウンヒルを戦い、見事シリーズチャンプに輝いたトップライダーだ。ホワイトフレームのRN-01には、アケボノ製ブレーキが装着されている
目からウロコのメカニズム!
今回初公開されたRN-01の心臓部。7段変速のリヤギヤホイール(市販製品と同形状)ディレーラーでシフトされるたびに、フロントギヤホイールがクランク軸上をスラスト方向に移動し、7段あるどのギヤでも正しいチェーンラインを描く。チェーン外れなどのトラブルを未然に防ぎ、フリクションロスを減らす。シフト操作の自由度の高さなど、自転車界が忘れていた進化を遂げている

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