大人が本気で遊べる! MINI BIKE WORLD |
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今、4ストミニを軸としたミニバイクが
再びオトナの脚光を浴びている
そこで、今月は気になるモデルたちを集め
その楽しさ、深みを検証しようと思う。なにをかくそう
グーバイク編集部も、この面白さにはまっている張本人なのだ
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その日、空は見事に晴れ渡った。ツインリンクもてぎのテクニカルな北ショートコースに並んだバイクたちは、今や遅しと出番を待っていた。
100ccクラスの4ストエンジンを載せたミニバイクでレースを楽しむオトナたちが静かに、しかし着実に増えている。ここもてぎで行われるDE耐には7時間のレースに二日連続、合計300チームが集結する。1チームに10名までのライダーがエントリー可能だから、ピットクルーとライダーだけでものすごい数の人がこのイベントを楽しむことになる。
この日は、そのベースマシンにも使われるホンダのXR100モタード、エイプ、そして、カワサキのユーザー、愛好者で作られる団体、KAZEが主催するワンメイクレースのベースとしても注目が集まっているKSR110、それに編集部が初回からの4年連続皆勤出場を目指すDE耐のレギュレーションにのっとってライトチューンを加えたエイプの4台を走らせようというのだ。
どのバイクもノーマルでは10ps以下。おそらく、キャブレター、マフラー、そして15ccのボアアップキットを装着したDE耐用編集部エイプで10psをわずかに越える程度だろう。しかし、これでサーキットを走ることは痛快なまでに楽しい。それは、170ps超のスーパースポーツや、高額な輸入プレミアムバイクを走らせる満足感とも通じるバイクの根源的な楽しさだ。たった10psの世界に一喜一憂する。
そんなミニバイクの世界は深く、しかも楽しい。F1の入り口がカートならバイクの楽しさを凝縮したのがミニバイク、とわれわれは胸を張って宣言したい。
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