 |
 |
夏真っ盛りの今日このごろ、ミナサマどのようにお過ごしですか?
北海道にロングツーリング? それは結構でゴザイマスね。信州へ2泊のツーリング? 定番ですが、定番となるにはソレ也の理由がある。信州ツーリング、じつにスバラしい。バイクライフ満喫とはまったくもってウラヤマシイお話しです。
お盆は帰省しなきゃなんないからバイクは乗れない? まことに残念ですが、お国の親御さんに孝行するのは大切なことです。家族サービスでプール通い? 子供は国の宝、情操教育の観点からみても、愛情はたっぷり注ぐにこしたことはありません。家庭人としては、バイクに乗る時間を作るのは難しいですね。ご同輩、お察しいたしますデスよ。
そんなこたあ、15で不良と呼ばれて、悪そうなヤツは大体トモダチな親不孝者で、ヨメやコドモにアイソを尽かされている家族不孝者。もしくは恋人もいなくて、おまけにニートすれすれのオイラみたいなヤツには関係のないハナシなんだけどね。
その分好き放題バイクに乗りまくってやれるワケです。せっかく夏なんだからさ、ショーナンかクジュークリ辺りに繰り出して、「ヘイカノジョ! オイラと一緒に風になってみないかい?」とイキたいとこだね。
でもさ、今日は雨なんだ。いつもならイモ洗いの江ノ島の海だって、サスガに気合いの入ったサーファーくらいしか居ないよ。高速代遣うだけもったいないよ。だからと言って、家にこもってネット三昧とかも空しいと思うのよね。
この時期、多少濡れたって寒くなることはないジャン? そもそも、しっかりとしたレインギアさえ用意しておけば、ズブ濡れの濡れネズミにはならないもの。だからさ、乗ろうよバイクに。走りに行こうぜ。なにも好き好んで雨の日に走らなくてもいい? まあ、正論だ。でも、とっておきの楽しみ方があるんだよ。
釣りは好きかい? オイラはソコソコ嗜むんだけどね。この時期、暑いから魚も夏バテでさ、やっぱり釣れないのよ。でも、こんな雨の日とかは涼しくなるから、急にバカ釣れすることがあるのよ。
でさ、やっぱり釣りはポイントが大事。ソコに魚が居なけりゃ、釣れっこないからね。じっくり一カ所で粘るのもアリだけどさ、コッチはバイク乗りだろう? バイクの機動力を活かして、いろんなポイントをまわろうと思うんだ。だから、釣り道具も少なくて済むルアーフィッシングね。ほら、エサとかニョロニョロしてキモイじゃん? 触りたくないよな、アレ。
東京湾は意外にルアーのターゲットが豊富なんだよ。代表的なのはシーバスね、日本語で言うとスズキ。あとはメバルとかクロダイとかさ。
さあ、西から順繰りに攻めていくぜ。まずは横浜、この辺りはシーバスの有望ポイントらしいぜ! |
どうも横浜のお魚サンさん、今日は食欲不審のご様子。そんなときはサクッと見切りをつけて、次のポイントに向かうに限る。とっとと首都高に上がるとしよう。
東京湾のルアーフィッシングと言えば、やっぱりシーバスことスズキ。今日も狙いはスズキ君。おっと、オイラの愛車もスズキ君だった。そう、スズキの誇る人気ビッグスクーター、スカイウェイブ250タイプMがオイラの頼もしい相棒だ。
水冷DOHC4バルブエンジンは、クラス最高レベルの26馬力を発揮。電子制御式CVTのミッションは、7速のマニュアルモードを持ち、スクーターの概念を超えたスポーティな走りを見せてくれる。スポーツバイクと同様なリンク式のモノショックを採用し、どんな路面状況でも快適な乗り心地を実現。ヨーロッパの石畳でもネを上げないたくましいアシだ。激戦区の250スクーター市場で、大きな支持を得ているのも納得。スカブーは頼れるマシンだ。
ベイブリッジを渡り一路西へと向かう。流れの速い湾岸線でもスカブーなら流れをリードするのも余裕。オートマ走行時でもパワーモードを使えば追い越し加速もバッチリ。ほかじゃあ、こうはいかないね。
それにこんな雨の日は、やっぱりスクーターは濡れにくいのがいい。この気軽さ、便利さ、シティコミューターとしては最適だね。スカブーで走れば「雨もまた楽し」だ。
次の目的地である大井の辺りまでは、あっと言う間。この辺りを流れる京浜運河は東京湾奥シーバスのメッカ。シーバスってヤツは障害物のまわりに居着く習性があるから、橋や桟橋とかの人口建造物はかっこうのヤツらの住処になる。この京浜運河にはそういったストラクチャーがたっぷりある。ポイントを多くまわればターゲットと遭遇できるチャンスがそれだけ増えるってワケだ。
 |
数あるポイントをこまめに探っていくにはフットワークの軽さがキモ。ほら、バイクならではの機動力が活きてくるだろう? ゴー・ストップが多くなるからスクーターならラクに走れるのもメリットだね。
そうそうここまで来たら、平和島に寄り道して、お気に入りのラーメンも食べて行くかな。ボリューム満点の「髭」のラーメンは一度食べて欲しいオススメの一品だ。たっぷりと腹ごしらえして、これからの戦いに備えるぜ。大盛りと言えば、大森にまわって「しながわ水族館」に寄るのもいいね。敵を知るのは兵法の第一歩。水族館で魚の生態を学んで、ヤツらの弱点を突くのだ!
京浜運河を攻めたら、いよいよお台場に上陸。いまや東京きっての一大アミューズメントエリアのお台場だが、言ってしまえばここは東京湾に浮かぶ島。観光客だけでなく、当然魚もやってくる。探せば、きっとポイントもあるハズ。おっ、良さげな岸壁発見! スカブー緊急停止。
でも不思議なカンジがするね。だってさ、こんな未来都市みたいな場所と隣り合わせでルアーフィッシングのポイントがあるんだぜ。こんなスポットはメガロポリス東京にしか存在しない風景だ。
オイラ達の街東京は、アスファルトとビルしかないような気がするけど、何げに隙間隙間に自然が入り込んでいる。自然って思ってるよりタフなんだ。こんな場所、きっと世界中でも珍しい場所だよ。
せっかくユニークなトコロに住んでるんだし、オイラ達にはバイクがある。このシチュエーションを楽しまないって手はないだろ?
|
 |
 |
とうとう東京の東のハズレ、旧江戸川までやってきたぜ。シーバスって魚は海の魚だけど、淡水でも生きられる。潮の上げ下げに乗って、河を溯ることもしばしば。とくに海水と淡水と混じり合う河口付近をウロチョロしていることが多いんだ。
日もそろそろ暮れてきた。釣りの世界には「朝マズメ、夕マズメ」という言葉がある。夜明けの時間帯と、日の入りの時間帯は魚がもっとも活発に食餌行動をとる。つまりは釣り人にとってもベストな時間帯だ。コイツは期待しないって方がムリ。
そもそもシーバスのルアーフィッシングは夜が本番。夜中にルアーを投げているヤツがいたら、まずシーバス狙いだ。
まあ、今日は朝から一日釣りして疲れたから、これくらいで勘弁してやることにするけどな。夜更かしはお肌の敵だし、よゐこは早く寝るのが仕事だからな。
え? 釣果? 釣りってモノは、釣れるか釣れないかだけが問題じゃないんだ。水の流れに心を癒し、吹き渡る風に季節を感じる。そういったネイチャーとのコラボレーションはプライスレスなんだ! 解った? 解れったら、解れ! ン?
じゃあ釣れなくて満足かって? チクショ! 次は絶対に釣ってやる。待ってろよ、シーバス! そう吠えるオイラを、葛西名物大観覧車が冷たく見下ろすのであった。 |
|
|