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| マイナスイオンを浴びに富士山麓の「水」ツアー |
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普段からオートバイを日常の足として利用している私。雨が降っていてもよっぽどのことがなければカッパを着込んで出かけてしまう。そんな大のオートバイ好きだから、やっぱり天気のいい日はどこかに出かけてみたくなるもの。
ひさしぶりの梅雨の晴れ間。これはじっとしていてはもったいないと向かったところは、静岡県の富士宮方面。都内からも比較的近いというのもあるけど、今回の目的は、水もしたたるいい女になるべく?「きれいな水」。というのも、富士山周辺には、富士山に積もった雪が地中深くにしみ込み、永い年月をかけて湧き出てくるのだとか。水辺や森林には、健康や美容にいいマイナスイオンが溢れているだけに、私もその自然の恩恵をあやかって、女に磨きをかけようというわけだ?
そこで、第一の目的地、柿田川湧水郡が身近に見られる公園「柿田川公園」へ。国道1号線からすぐ脇にに面したところなのに、公園に降りていくと、まるで別世界! 緑豊かな森が広がっていて、その向こうには柿田川。川面がキラキラと光るなかに、魚も見える。実際に飲料水として利用している水源も真上から見ることができて、すごくキレイ。見つけることはできなかったけれども、この川には渓流のヒスイといわれるカワセミやホタルもいるんだって。川の近くまで降りられるところで実際に水に触れてみると、これがすっごく冷たい。真夏に来たらきっと涼しくて気持ちいいんだろうな。公園の近くには、このおいしいお水を使ったお豆腐屋さんやおソバやさんもあったんだけど、まだ時間も早いこともあって、残念ながら今回は見送り……。せっかく走りにきたことだし、ここからなら海にも近いから向かってみよう!
柿田川公園を後にして、15分も走れば海に到着。海岸線に沿って松林が延々と続いている。それにしてもすごい本数だ! なんでも沼津市から富士市の方まで10kmも続いていて、30万本もの松が植えられているのだとか。今は海岸線に津波対策から防波堤ができてしまったけど、それでもこの松林には圧巻。旧東海道とほぼ並行して走っている道が千本松道りで、ちょうど松のトンネルを走る感じ。おそらく、かつての旧東海道はこんな感じだったんだろうな。そうそう、松林のなかにはウォーキング・ジョギングコースもあってすごく気持ちよさそうだった。心地よい潮の香りが、ツーリングの気分を高めてくれる。その土地の匂いや、温度を肌で感じることができるから、オートバイって楽しんだよね。さてと、今度は山へと向かおうかな。 |
| 繊細で豪快な自然に都会の喧噪も忘れる |
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国道139号線を北上していくと、次第に景色は目にも鮮やかな緑色に。富士宮市内からもほど近いはずなのに、懐かしい田園風景がそこには広がっていた。聞こえるのは風の音と、川の流れる音だけ。時間がゆっくり過ぎていく。ここを訪れる人はほとんどいないんじゃないかな? 自分だけのとっておきスポットとして、また訪れたいな。
続いて向かったのは、富士山麓では最大の白糸の滝。滝はマイナスイオンがたくさんあるところだけに、女に磨きをかけるためには外せない! 階段を下って滝壺の近くまで降りると、空気もヒンヤリしてくる。なんかお肌も潤ってプルプルしてくる感じが。自然の雄大さと造形に感動しつつも、自然の摂理には逆らえません。朝から走りっぱなしで、ろくに食べてなかったんです。河原近くからミソの焼けるいい匂いが! 五平餅を売っているじゃないですか。観光地のお約束ともいえる五平餅を食べつつ、オートバイのある駐車場まで向かったのでありました。
そして、富士山のビューポイントとして有名な田貫湖へ。ここも今日訪れたかったところのひとつ。残念ながら雲行きが怪しくなってきて、湖面に広がる逆さ富士山を眺めることはできなかったけど、湖畔を眺めつつ、しばしぼーっと。釣りをしている人もたくさんいて、おじさんに聞いてみると、ヘラブナ釣りでは全国的に有名なところなんだって。ついでに、そのおじさんに田貫湖の近くに小田貫湿原が広がっていて、行ってみるといいよと薦められ、向かってみた。
この湿原は降水と近くの尾根からの地下水で潤っていて、山に囲まれたところに突然として広がっている。湿原というと高原に広がっているのを想像するけれども、この小田貫湿原は低層湿原と呼ばれるものだそうだ。人の生活するところの近くにあることが多いので、水質汚染や開発の影響を受けやすく、周囲を開発しただけで減少・消滅してしまう。この小田貫湿原まで来る道のまわりにまったくもって建物がないのもこの湿原を保護するためなんだね。でも、あまりにも道がどんどん細くなっていったので、この先に本当にあるのかなあ、と不安になっちゃった。滝のような豪快な自然と、湿原のような繊細な自然。水をテーマにここまできたけど、われながらベストチョイスなコース!
せっかくここまで来たことだし、もう少し足を延ばして、朝霧高原へとオートバイを走らせたのでした。なんで朝霧高原へかって? 新鮮なジェラートと牛乳が飲みたかったんです。うーん楽しみ。 |
| 水を巡ったツーリング最後の最後で……無念 |
着いたところはミルクランド。まずはお目当てのジェラートを。濃厚で、ここまで来たかいがあったもの。私が行ったときには乳搾りの時間は終わっていたけど、乳搾り体験やバター作りができるみたい。動物と触れあえる施設もあって、家族できても楽しめそう!
もう少しいたかったけど、高原の天気は変わりやすいもの。雲行きももだんだん怪しくなってきたこともあり、富士宮市内へ。
1200年もの歴史があり富士宮市の名前にもなっている、富士山本宮浅間大社、通称・浅間大社。今回の「水」ツーリングのトリとなったのは、その大社に隣接している、湧水池。天然記念物となっているとなっているその池は、一日約20トンの水が湧きだしている。とにかく飛び込みたくなるほどにきれい! 通念を通して13℃という水は、シビレルほどに冷たい。
夕方になり日も暮れかけ、富士宮名物の焼きそばをお腹いっぱい食べ、「水」をテーマにしたツーリングを締めくくった……つもりだった。
そう、帰りに雨に見舞われたんです。カッパを着る意味がないほどの大雨に。食い意地を張らずに早く帰るべきだったのかな。当初目標だった、水も滴るいい女、をまさに地でいったわけです。とほほ。 |
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