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エリア情報 首都圏エリア 東京都・奥多摩地方
休日にフラリと行ける
手近な奥多摩
自然に恵まれた奥多摩は、季節もひと足早くやってくる。すでに色づき始めた木々もあって、目を楽しませてくれた。深い緑に被われた山が錦に彩られるのももうすぐ。
東京の西のほうで生まれ育ったワタシにとって、奥多摩は庭みたいなところ。にもかかわらず、ツーリングで行ったのは数えるほどしかない。つい遠くに目が向いちゃって、足元を見ていなかったのかも。それにね、なかなか長い休みが取れないからツーリングに行けないんだって、出不精の言い訳にしていたところもあった。ちょっと反省。
奥多摩を紹介するTV番組をたまたま見ていたワタシは、画面に出てくる自然の豊かさに驚いた。深い山、美しい渓谷、そんな自然を紅葉が彩るのももうすぐ。今度の休日、久しぶりにショートツーリングをしてみようと思った。
ワタシの手元にはちょうどAPE100がある。足代わりにって思っていたちっちゃなバイクだけど、これならトコトコ走るのによさそう。それに奥多摩なら高速道路を使うまでもない手近な距離だし、1日タップリとツーリングが楽しめるんじゃないかしら。
雲はちょっと多かったけれど、暑くもなく寒くもないツーリングにはちょうどいい気温。新調したばかりのグローブをしてワタシは、奥多摩目指してAPE100を走らせた。秋の行楽シーズン前なので道も空いていて快適! 流れがよすぎて予定より早く奥多摩に着いてしまいそう。
というわけで、青梅に寄り道することにしました。手書きの映画看板をあちらこちらに設置した、昭和の香り漂わせるレトロな町並みがあると聞いたからです。それにね、車体の小さなAPE100だから、寄り道しようなんて気楽な気持ちになれたのもあるんだ。だってワタシ、背が低いんだもん。
自然に恵まれた奥多摩は、季節もひと足早くやってくる。すでに色づき始めた木々もあって、目を楽しませてくれた。深い緑に被われた山が錦に彩られるのももうすぐ。
あの多摩川も、上流まで来ると澄んだ水と渓谷美を見せてくれる。せせらぎを耳にしていると、時間が経つのも忘れるほど。そうそう、吊り橋もあちらこちらにあるよ!
日原の集落近くにそびえる稲村岩。森林浴を楽しみながらのハイキングもできる。鍾乳洞近くに燕岩という岩山があるけど、東京にもこんな山があったんだね〜。
細い山道に素朴な山村
ここが東京だなんて……
青梅駅の近くに昭和レトロの町はあった。といっても町全体がレトロにしているわけじゃなくて、ほんの一角にレトロな雰囲気を作り出している。でも、なんとなく過去にタイムスリップしたみたいで面白い。中心的な存在になっている『昭和レトロ商品博物館』をのぞいてみると、昭和30年代とか40年代かな?といったお店を再現した不思議空間が広がっていた。ワタシの知らない昔のイメージなんだけど、ほっとするのはなぜなんでしょうかね〜?
隣には、「天才バカボン」や「おそ松くん」でおなじみの赤塚不二夫さんの記念館もあって、ちょっとしたおもしろ博物館といった感じ。それらを眺めているだけでも自然と笑顔になってしまいます。
青梅の町を抜けると、青梅街道も田舎の風情になります。多摩川の渓谷に沿って続く道を走っていると、いよいよツーリング気分が高まってきました。ここまで来ると風の匂いも違う感じで、空気がきれい!
そんな雰囲気のなかに『小澤酒造』はあります。清酒「澤乃井」の酒蔵として知られている老舗で、創業はなんと元禄15年なんだそうです。300年も前から続いているんですね。風格ある蔵を見学することもできるそうですけれど、ワタシは清流ガーデンの澤乃井園へ。売店に並ぶいくつものお酒を眺めているだけでも楽しいんですけど、お目当ては酒まんじゅう。あんこの入ったおまんじゅうを1個、せせらぎを耳にしながら美味しくいただいたのでした。おしゃれなカフェもいいけれど、たまにはこんな風流もいいもんですね〜。名物の豆腐やゆば料理を食べることができる食事処もありますよ。
青梅線の終着である奥多摩駅の先から日原街道に入ります。町を外れると道は狭くなり、一段と山深い雰囲気。でもAPE100なので狭い道もへっちゃら。エンジンだって元気にまわってくれてます。
途中いくつかの集落を抜けていくのですが、山の斜面に家が点在し段々畑がある風景は、同じ東京とはとても思えませんでした。しかも我が家から60q程のところなんですよ! ほんの2時間も走ればこんな山村風景に出会えるなんて、とても新鮮な驚きでした。
岩山が間近に迫ってきたところに日原鍾乳洞があります。ひとりで洞内に入るのはちょっと心細かったけれど、勇気を出して足を踏み入れてみました。
中はひんやりとした空気に包まれていて、実際に入った経験はないけれど、まるで冷蔵庫に入ったみたい。年中摂氏11度なんだそうです。小さなワタシでも頭を低くしないと通れないところがあったかと思えば、広々とした空間になっているところもあります。岩山の中にこんなに広い空間があるなんて、やっぱり自然ってすごい! 最初はちょっと怖かったくせに、自然の力にすっかり魅了されてしまいました。
鍾乳洞を出たワタシは、日原街道を引き返し、今度は奥多摩湖を目指します。日帰りツーリングの目的地にポピュラーな奥多摩湖は、ワタシも何度か来ている場所です。小河内ダムのサイトが広場になっていて、同時にビューポイントにもなっています。ほかにも奥多摩水と緑のふれあい館があり、たくさんの展示物などで奥多摩の自然をわかりやすく解説しています。2階にはレストランもあるので、湖を眺めながら食事をすることができるのもうれしいですね。それにしてもカップルが多い!。
珍しいドラム缶の橋で
奥多摩湖を間近に体験!
湖に沿ってさらに奥へとAPE100を走らせていくと、湖面に浮かぶドラム缶橋が見えてきました。その名のとおりドラム缶を並べた上に板を渡した橋で、歩いて対岸に渡ることができるんです。バイクで来ているので対岸までは行かなかったけれど、ちょうど中程まで行ってみました。ボートの上を歩いているようでゆらゆらするけれど、まるで湖面を歩いているような錯覚に陥って楽しい。水とんの術ってこんな感じ? かつては走り屋のが集まるところとして知られた奥多摩周遊道路をAPE100でトコトコと走り、山のふるさと村で遅めのお昼。とろろご飯を美味しくいただきました。
ここからは奥多摩周遊道路でグルリと奥多摩湖を回り込んで、五日市へ抜けるルートをたどります。数馬の集落を抜けると川沿いにたくさんのキャンプ場があって、夏は多くの人で賑わうところです。払沢の滝もすぐそばです。のんびりしすぎちゃって今回は行けなかったけれど、次に来るときには滝も眺めたいな。
奥多摩って日帰りでツーリングを楽しむには絶好のところだと改めて感じました。温泉だってあるんですよ。今度の休みあたりどうですか?きっと紅葉も見事だと思いますよ。
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