【原付スクーター オイル交換】 KYMCO GP125i エンジンオイル交換 (ミッツ・ハーの作業実績 2023/12/02)|バイクの整備・メンテナンス・修理店を探すなら【グーバイク(GooBike)】

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2023/12/02 20:25:17 更新【原付スクーター オイル交換】 KYMCO GP125i エンジンオイル交換 キムコ GP125

作業実施日 2023/12/02

KYMCOのスクーター GP125iのオイル交換です。 1ヵ月少々で約2000キロを走行する通勤車両で定期的にオイル交換を行っています。

エンジンは回転数を上げると出力(馬力)があがります。 高回転域にピークを持っていくと低回転が犠牲になります。 扱いやすいエンジンと言うのは低回転域で出力が出る車両。 但し、レーサーなどは出力を優先しますので高回転型のエンジンになっています。 乗りにくさはライダーの技量でカバー。 とにかく高回転域をキープする技術が求められるわけです。 小排気量車はそもそも高出力を発揮することができません。 とはいえ、できるだけ出力を絞り出すために高回転型になっています。 だから自動車なら2000ccの車両より660ccの軽自動車の方が常用回転域が高いのです。 そうするとエンジンオイルやスパークプラグの交換頻度も高くなります。

高回転化ということはそれだけたくさんピストンが動き、クランクが回転するのですからそれを潤滑・冷却・洗浄を担っているオイルの劣化が早いのは当然。 高回転となればそれだけエンジン内で爆発(燃焼)する回数が多いわけで、火花をちらすスパークプラグの劣化が早いのは当然。 高回転で動くエンジンですから耐久性も距離で考えるとどうしても短くなってしまうのが小排気量車の宿命です。 だからこそ、小排気量車だからこそ小まめなオイル交換やメンテナンスが必要です。

50〜125ccのいわゆるミニバイク(原付一種/二種)も常に高回転。 その中でも無段変速のオートマチックであるスクーターはライダーが任意にギヤを選択することができないため、市街地走行でも常に高回転が維持されがちです。 2000ccクラスの自動車だろうと、ミニバイクのスクーターだろうと基本的にエンジンは同じ原理で動いています。 2000ccクラスに対しミニバイクの常用回転域は概ね3倍。 3倍の速度でエンジン内部のピストンが動き、クランクを回転させています。 当然、エンジンオイルは高回転になればなるほど油膜切れのリスクが高まります。 なのでオートバイ用のエンジンオイルは高性能が求められ、自動車用オイルを使ってはいけないというのはこの為です。 それゆえに高性能なオートバイ用オイルはスタンダードなオイルでも自動車用より高額になります。

更にミニバイクはスペースの問題もありオイル量が少ないのです。 本日交換するGP125iのエンジンオイル量はわずか800ccに満たない量です。 2000ccクラスの自動車なら4リットル程度は入るでしょう。 少ないエンジンオイルで激しい運動量のエンジンを潤滑するのです。 劣化速度は自動車とは比較になりません。 更にミニバイクのエンジンは多くがフィルターを備えていません。 エンジン内部の汚れをオイルは吸着させてクリーニングしてくれています。 オートバイや自動車のエンジンにはフィルターがあり、そこでオイルの汚れをろ過してくれます。 でもミニバイクはそれがないのです。 おわかりになられるかと思いますが、ミニバイクのエンジンオイルは大変過酷な状況におかれており、頻繁なオイル交換が必要になります。

通常、オートバイのエンジンオイル交換は3000キロ〜5000キロ以内。 でもミニバイクは1500キロ〜2000キロ以内です。 メーカーでは3000キロ毎と言う場合もありますが、経験上3000キロ無交換のミニバイクのエンジンオイルの劣化はひどく、完全に交換時期を過ぎてしまっている印象です。 あまり乗らないから大丈夫と思ってもいけません。 エンジンオイルは熱が加えられれば徐々に劣化していきます。 また、エンジンがあたまりきらない短距離走行を中心の場合、エンジン内には湿気による結露が発生しやすく、その水分がエンジンオイルに混入してしまいます。 更に湿気はカーボンの付着を招きますので、それだけエンジンオイルが汚れやすくなります。 走行距離が少ない方でも半年毎には交換しましょう!

こちらのGP125は約1ヵ月ぶりのオイル交換。 このタイミングで車両各部をチェックします。 タイヤの空気圧も規定値より15%ほど低下していました。 特に気温が下がってくる秋から冬にかけては空気圧の低下が著しいので注意が必要です。 空気圧が適正でないと乗りにくくて危険なばかりか、燃費も悪化しなによりもタイヤが編摩耗し早期に交換が必要になります。 こまめな点検とメンテナンスこそ、オートバイを長く経済的にのるために重要なことになります。

対象車両情報
メーカー・ブランド
キムコ
車種
GP125
作業実績タグ

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